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メッシとC・ロナウドの「史上最高論」に異議!? 元祖怪物が主張「私の時代には…」
怪物ロナウド、ジダンやフィーゴらと戦った現役時代は「今よりも競争が熾烈だった」
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現代サッカーの二大巨頭であると同時に、「史上最高のプレーヤー」として過去の名手たちと常に比較される存在だ。しかし、元ブラジル代表FWの“元祖怪物”ロナウド氏は、「我々の時代の方が最高になるのは困難だった」と主張している。ドイツ紙「シュポルト・ビルト」が報じた。
メッシとC・ロナウドは過去10年のバロンドールを二人で分け合い、それぞれ史上最多となる5度の受賞を誇る。希代のスコアラーとしてゴールを量産し続ける両者だが、「史上最高」という評価について、ロナウド氏は異を唱えた。
「私の時代は、今よりも競争が苛烈だった。メッシとクリスティアーノ・ロナウドを過小評価するつもりはないんだが……。彼らは数年間、世界最高の選手の座を争うだろう。しかし、私の現役時代にはジダン、リバウド、フィーゴ、それからロナウジーニョもいたんだ」
圧倒的な決定力を誇示したブラジル人ストライカーの全盛期には、「銀河系軍団」と呼ばれたレアルで共闘した元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン(現レアル監督)や元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ、そして「3R」と呼ばれた2002年日韓ワールドカップ優勝メンバーにしてバルセロナで活躍したMFリバウド、MFロナウジーニョらスーパースターが勢揃い。その競争の激しさは、現在を凌ぐものだったという。
「自分の時代には最高の存在になるのはもっと困難だったんだ」
メッシとC・ロナウドは、そんなレジェンドの見解をはね返すほどの活躍を見せ続けられるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images