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【独占告白#1】宇佐美貴史が語るドイツでの現状 「本音を言えば、焦りたい気持ちはある」
旧知のライターが現地の宇佐美を直撃取材、第1回目のテーマ「デュッセルドルフでの今」
MF宇佐美貴史がアウクスブルクへ移籍したのが2016年6月。そこから1シーズンを通して思うように公式戦に絡めない状況を踏まえ、2017年8月にブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフへの期限付き移籍を決断した。
新天地デビュー戦となった9月10日のウニオン・ベルリン戦(3-2)で移籍後初ゴールを叩き込むと、初先発を飾った同23日のザンクトパウリ戦(2-1)でも1ゴールを決める。幸先の良いスタートを切ったにもかかわらず、以降の試合で先発出場はわずかに3試合。その大半が途中出場でフル出場は1試合も実現しておらず、10月以降は日本代表からも遠ざかった。
そうした現状に宇佐美は今、何を思うのか。ガンバ大阪の下部組織時代から成長を追い続けた旧知のライターが現地ドイツを訪れ、25歳の日本人アタッカーを直撃。赤裸々に語った思いを、全5回のテーマ別に「独占告白」としてお届けする。第1回目のテーマは「デュッセルドルフでの今」――宇佐美が率直な胸の内を明かした。
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デュッセルドルフに加入して4カ月。公式戦に先発したり、途中出場しながら、日々のトレーニングに試合が入って来るサイクルを少しずつ思い出している。
というのも、前所属のアウクスブルクでの1年間は、ほぼ試合に絡めずに終わったから。(フリートヘルム・)フンケル監督にも「僕自身の現役時代の経験からも、1年というブランクを取り戻すには半年はかかる。だからこそ、最初の半年はトップフォームを取り戻す時間だと考えて焦らないでほしい」と言われていたなかで、その言葉を自分の中で噛み砕きながら進んでいる感じかな。
ただ本音を言えば、焦りたい気持ちはある。試合勘は試合に出場しなければ取り戻せないし、もともと僕は試合を戦いながらリズムを作っていくタイプだけに、多少の無理はしてでも試合に出てコンディションを高めていきたいという思いは強い。