名古屋一筋9年の元日本代表MF田口泰士が磐田へ移籍 「色々と考え、悩んだ」
昨季はJ2で34試合9得点 キャリア初の移籍を決断
J1ジュビロ磐田は4日、名古屋グランパスから元日本代表MF田口泰士を獲得したことを発表した。
田口は2009年のプロ入り後、9シーズンにわたって名古屋でプレー。16年からキャプテンを務めたが、そのシーズンにチームが史上初のJ2降格となり、責任を感じて残留していた。昨季は34試合9得点を挙げ、シーズン3位、そしてJ1昇格プレーオフを勝ち抜く原動力となった。
そんな愛着のあるクラブを離れ、キャリア初の移籍を決断するまでの葛藤を、田口は名古屋を通じて「色々と考え、悩んだ為、ファン・サポーターの皆さまへの報告が遅くなってしまい申し訳ありません」とコメント。「グランパスに加入してから9年間、振り返れば皆さまと共に様々な経験をすることができました。共に喜び、共に悲しみ、どんな時でも熱い応援をいただいたこと、皆さまと共に闘って来られたことは、僕の財産です。そして、皆さまのおかげで、プロサッカー選手として成長させていただくことができました。この文章だけでは伝えきれないほど感謝の気持ちでいっぱいです」と、サポーターへの感謝を綴った。
一方、新天地となる磐田を通じては、「このクラブのために、全力を尽くします。共に闘いましょう」との言葉を残した田口。3月で27歳になる、まさにキャリアの絶頂期を迎えるであろうシーズンで、大きな決断を下した。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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