古巣アトレチコ移籍のFWコスタ、復帰5分で圧巻初ゴール 長い沈黙破り爆発の予感
今夏の移籍マーケット閉鎖後に選手登録、1月を待ってFWコスタがついに出場
安住の地に帰ってきた男がさすがの得点能力を発揮した。昨年9月にチェルシーからアトレチコ・マドリードへの移籍が決まっていたスペイン代表FWジエゴ・コスタが現地時間3日の国王杯5回戦のファーストレグ、2部クルブ・リェイダ・エスポルティウとのアウェーゲームに途中出場すると、わずか5分で復帰後初ゴールを決めた。
アトレチコは前半33分にDFディエゴ・ゴディン、同37分にFWフェルナンド・トーレスが得点を奪い、前半で2点のリード。そして、ディエゴ・シメオネ監督は後半19分にMFアンヘル・コレアに代えてコスタを投入した。
ピッチに立ってわずか5分後。右サイドからのグラウンダーのクロスに素早く反応したコスタは倒れ込みながらの右足で合わせ、巧みにゴール左隅へと流し込んだ。アウェーに駆けつけたサポーターの前で両手を天にかざしたコスタの下にはチームメートが駆け寄って復帰弾を祝福した。
アトレチコは試合終了間際にフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンも得点。ストライカー陣揃い踏みの活躍で4-0の快勝を収めた。
コスタは昨季まで3シーズンに渡ってチェルシーでプレー。二度のリーグ優勝に貢献するなどプレミアリーグで52得点を記録し、エースに君臨していたが、アントニオ・コンテ監督の構想外となったことから移籍を懇願。昨夏の移籍マーケット閉鎖後、選手登録のためにはこの1月を待つ必要があったが、それでもアトレチコ復帰の道を選んだ。
昨年5月27日のFAはカップ決勝、アーセナル戦(1-2)以来の公式戦出場となったコスタ。長い沈黙を破り、リーガ後半戦では大暴れしてくれそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images