W杯出場最多「最強ベスト11」 マラドーナやロナウドのほか、中田英寿の元同僚も…

中盤には好敵手のマラドーナとマテウス

 中盤はドイツからMFローター・マテウス(25試合)とMFバスティアン・シュバインシュタイガー(21試合)、アルゼンチンからMFディエゴ・マラドーナ(21試合)と、優勝経験チームの中核が顔を揃えた。

 マテウスとマラドーナは同じ時代に活躍し、1986年メキシコ大会ではマラドーナ擁するアルゼンチンが決勝でマテウスのいる西ドイツ代表(当時)を3-2で破って優勝した。しかし、翌90年イタリア大会の決勝では西ドイツがリベンジを果たして世界の頂点に立った。中盤でマッチアップすることの多かった両者。堅実で常に安定したプレーを見せるマテウスと、天才的な閃きとボールタッチで観衆を魅了するマラドーナは、対照的なプレースタイルからも好敵手だった。

 シュバインシュタイガーはラームと同じく2014年のブラジル大会までの3大会に出場し、好成績を残し続けた。キャリア当初はサイドからドリブルを仕掛けるアタッカーとして認識されてきたが、中盤の中央に君臨するようになって以降、より存在感を増した選手だった。

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