W杯出場最多「最強ベスト11」 マラドーナやロナウドのほか、中田英寿の元同僚も…
「世界最高のSB」とも呼ばれたカフーは4大会に出場して日韓大会で優勝
2018年のサッカー界で最も大きなイベントとなるのが、6月に開幕するロシア・ワールドカップ(W杯)だ。これまで幾多のドラマと数々の名手を生み出してきた世界最高峰の大会で、最も出場数の多い選手による“最強ベストイレブン”を、英サッカーメディア「90min」が選出している。
GKに選出されたのは、元ブラジル代表GKクラウディオ・タファレル(18試合)だ。1990年イタリア大会から3大会に渡ってサッカー王国のゴールを守った名守護神は、94年アメリカ大会では優勝GKになった。決勝のイタリア戦はPK戦にもつれ込む激闘となったが、FWダニエレ・マッサーロのキックを見事にストップ。イタリアの5人目で枠外に外して決着となったキッカーのFWロベルト・バッジョに対し、歩み寄って「それでもあなたは偉大だ」という声をかけたエピソードも知られている。
DF部門では、元ブラジル代表DFカフー(20試合)、元ポーランド代表DFヴワディスワフ・ジュムダ(21試合)、元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ(23試合)、元ドイツ代表DFフィリップ・ラーム(20試合)が名を連ねた。
カフーは4大会でカナリア軍団の右サイドバック(SB)を務め、2002年日韓大会では優勝。「世界最高のSB」という名声を手にした。セリエAのローマでは、元日本代表MF中田英寿とも共闘して00-01シーズンのリーグ優勝メンバーとしても名を刻んだ。
ジュムダは古豪ポーランドの最終ラインを支え、マルディーニもCBと左SBでハイレベルにプレー。両選手とも4大会連続で出場した。両SBをこなすラームは大会数こそ3だが、06年ドイツ大会からいずれも準決勝以上に進出して試合数を重ねてきた。