ドルトムント、ついに“ガラスの天才”が復帰へ 香川らとスペイン冬季キャンプに参加
右膝手術の影響で戦線離脱中の独代表ロイス、カムバックに向けて合宿メンバー入り
MF香川真司の所属するドルトムントはウィンターブレイク期間を利用し、3日から9日にかけてスペイン、アンダルシア地方のリゾート地マルベーリャで冬季キャンプを行う。その帯同メンバーに長期離脱していた“ガラスの天才”、ドイツ代表MFマルコ・ロイスがついに復帰した。ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェやポーランド代表DFウカシュ・ピスチェクら主力も続々とカムバックの準備が整っている。ブンデスリーガ公式サイトが報じた。
ドルトムントは今季浮き沈みの激しい怒涛の前半戦を過ごした。開幕から6勝1分というスタートダッシュを決めて首位を快走したもの、そこから8試合勝利なし(3分5敗)という泥沼にはまり、就任1年目のペーター・ボス監督が解任された。前ケルンのペーター・シュテーガー監督を招聘して2連勝を飾り、3位に再浮上したところで1カ月の休養期間に突入したが、首位バイエルン・ミュンへンとは勝点13差を付けられている状況だ。
チームの不振の背景で負傷者続出という悲劇にも見舞われていた。しかし、徐々に主力選手が復帰へと近づいているという。
多くのファンが待ち望んでいるのがロイスだろう。17年6月に右膝の手術を受けた影響で今季はいまだ一度もピッチに立てていないが、すでにジムでのマシーンを使ったトレーニングや屋内施設でボールを蹴る様子をSNSで公開していたロイス。年末にはついに芝生の上でサーキットトレーニングも開始していた。マルベーリャ合宿の参加メンバーにも名を連ねている。
ロイスの他にも負傷離脱中だったゲッツェ、MFゴンサロ・カストロ、ピスチェク、DFエリック・ドゥルムもメンバー入りを果たした。ドルトムントはマルベーリャでFW宇佐美貴史の所属するドイツ2部でフォルトゥナ・デュッセルドルフ、ベルギーのズルテ・ワレヘムと練習試合を行う予定だ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images