PK戦5人成功の明秀日立がベスト8進出 前試合6発の大阪桐蔭は先制も逃げ切れず敗退
大阪桐蔭のFW菊井が先制弾も、明秀日立のFW荒井が同点弾でPK戦へ
全国高校サッカー選手権のベスト8を懸けた熱戦は、PK戦の末に明秀日立(茨城)が大阪桐蔭(大阪)を破って勝利した。3日に駒沢陸上競技場で行われた3回戦は、一歩も譲らない激しいゲームになった。
前日の2回戦でゴールラッシュを見せた大阪桐蔭と優勝経験校の星稜(石川)を破って進出した明秀日立の一戦は、前半は互いにゴール前に迫る攻撃はロングボール主体で、慎重な試合展開になった。お互いにあまり攻撃に人数を掛けられないゲームは、スコアレスでハーフタイムに入って後半勝負になった。
後半の立ち上がりは1分で均衡が破れた。大阪桐蔭は左サイドからゴール前にクロスを入れるとMF北田大亜がヘディングシュート。GKが弾いたところにFW菊井悠介がつめて1-0の先制ゴールを挙げた。
ビハインドの明秀日立は早めの選手交代で攻撃の圧力を高めると、それが実ったのが同21分だった。コーナーキックの二次攻撃でゴール前にクロスを入れると、FW荒井慧伊大がニアサイドで素早く反応して右足ダイレクトのシュートを流し込んで1-1の同点に追いついた。
その後も両チームはロングボールを主体に相手ゴールを目指したが、最後のところで崩し切れずに決勝ゴールは決まらず。試合は大会規定によりPK戦に突入した。
PK戦では後攻の大阪桐蔭3人目の西山翔大が枠外に失敗した一方で、先攻の明秀日立は5人全員が決めて5-3で勝利。5日の準々決勝に進出し、上田西(長野)との対戦が決まった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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