前橋育英、悲願の初優勝へ一歩前進 FW飯島の劇的決勝ゴールで富山第一に1-0で勝利
後半アディショナルタイムにドラマ こぼれ球を2回戦で4得点の飯島が沈めて勝負あり
第96回全国高校サッカー選手権大会の3回戦、悲願の初優勝を目指す前橋育英(群馬)は、後半43分に生まれた劇的な決勝ゴールで富山第一(富山)を1-0で下し、8強進出を果たした。
互角の攻防を繰り広げた一戦は互いにゴールを奪えないまま最終盤へ。勝負は、PK戦にもつれ込むかと思われた後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。
前橋育英はシュートが相手DFに当たってコースが変わると、これがゴール前のFW飯島陸の元へ。2回戦の初芝橋本(和歌山)戦で1試合4得点を決めていたストライカーは、これを冷静に決めて決勝ゴールをもたらした。
Jリーグアルビレックス新潟に入団が内定しているDF渡邊泰基やガンバ大阪内定のDF松田陸、U-18日本代表に名を連ねるDF角田涼太朗などタレントを揃える前橋育英。第93回、第95回大会では決勝に駒を進めるなど近年安定した強さを誇るが、いずれも優勝には届いていない。21度目の出場を誇る名門が、悲願の選手権制覇に向けて一歩前進した。
【了】
石川 遼●文 text by Ryo Ishikawa
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web
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