「あの時の…」 川崎MF中村憲剛、高校選手権出場の若者に感激の理由とは?
2011年に陸前高田で主催したサッカー教室参加の佐々木くんが選手権に出場
Jリーガーから指導を受けた選手が、サッカー界の表舞台に立つ――。それはまさに理想のサイクルの一つだろう。今年度の全国高校サッカー選手権大会にも、かつてプロ選手と接点のあった選手が出場していた。昨季J1王者・川崎フロンターレのMF中村憲剛は自身のツイッターに「感慨深いですね」と思いを綴っている。
川崎は2日、公式ツイッターに2枚の写真を投稿。「ガンバレ!! フロンターレ!! 高田FC団員一同」と書かれた横断幕を持った川崎の選手と子どもたち、そして一人の少年が映っている。
「全国高校サッカー選手権大会に出場している岩手県遠野高校。本日の試合、陸前高田出身の佐々木渓人君もメンバー入りしています。2011年にはフロンターレ選手会主催のサッカー教室にも参加してました。ガンバレ渓人君!! ガンバレ遠野高校!!」
川崎は東日本大震災が起こった2011年以降、定期的に陸前高田を訪れ、サッカー教室などを行って被災者と触れ合いの場を設けてきた。2011年のサッカー教室に参加していた当時小学生の佐々木渓人くんが、岩手県代表の遠野高の一員として高校選手権に出場していることを紹介し、エールを送っていた。