ベンゲル監督、試合後に控室へ乗り込み主審罵倒で処分決定 スタジアム入場禁止処分も
12月31日のWBA戦で1-1ドロー 「これは茶番だ」などベンゲル監督の怒り収まらず
アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が昨年末に行われたウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)戦でPK判定に激怒。試合後に審判団の控室に乗り込んで主審を罵倒するなどし、イングランドサッカー協会(FA)から処分されることが決まった。英公共放送局「BBC」や英紙「テレグラフ」などが報じている。
昨年12月31日にWBAと対戦したアーセナルは、1-0でリードしていた後半43分にDFカラム・チェンバースのハンデで相手にPKを献上。これを決められて1-1で試合終了。勝点3を逃した。
しかし、フランス人指揮官はマイク・ディーン主審の判定に激怒。記事によれば、試合終了後、審判団の控室に乗り込み、罵詈雑言を浴びせて審判の正確性に疑問を呈したという。
「これは茶番だ」「主審は我々とは同じルールブックを見ていない」などと怒りの収まらないベンゲル監督だが、審判を罵倒する行為はさすがに行き過ぎたものだった。
FAはベンゲル監督に処分を下すと決定。ベンゲル監督からの返答期限は現地時間8日夕方で、その後に正式な処分内容が決まる。「テレグラフ」によれば罰金あるいはベンチ入り禁止、そしてスタジアム入場禁止処分の可能性まであるという。
昨年1月のバーンリー戦でも審判への猛抗議で退席処分となりながら、その後にロッカールームへ続くトンネル内で審判団と揉めるという問題行為で4試合のベンチ入り禁止処分を受けていたベンゲル監督。今回も処分が決まれば1年も経たないうちに同じ過ちを繰り返すことになる。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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