「負けたくない」 J2徳島内定の富山一FW、得点王争いのライバルに闘志燃やす
強豪東福岡を破り16強進出も、エースの坪井は無得点
J2徳島ヴォルティス加入が内定している富山一(富山)のFW坪井清志郎は、今大会屈指のストライカーとして注目されるなかで、10ゴールを奪っての得点王と日本一獲得を目標に掲げている。ライバルがゴールを量産していると耳にしても、「自分の方が得点感覚は武器にしている」「得点では負けたくない」と揺るがない自信を誇示した。
第96回全国高校サッカー選手権大会の2回戦で、東福岡(福岡)と対戦した富山一。0-0の拮抗した試合展開のなかで迎えた後半アディショナルタイム3分、右サイドからのCKをFW大竹将吾がヘディングで合わせて決勝ゴールをゲット。選手権3度の優勝を誇る名門を撃破し、16強に駒を進めた。
1回戦の尚志(福島)戦では決勝ゴールを決めた坪井だが、この日は東福岡の守備を前に無得点に終わった。10ゴール以上を決めて得点王になると目標を掲げていたが、この日は守備に走る時間も多くなり、試合を決める役割を果たすことはできず。
主役の座は2トップを組んだ大竹に譲った坪井。相棒の活躍に「いい刺激もらいました」と話す一方で、「最後自分にもチャンスがあって、それを決めきれなかったのは反省点」と消化不良の部分は否めなかった。
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