J1神戸内定の青森山田FW郷家、ハット弾“献上”も笑顔 「一生に一度」の舞台で連覇誓う
選手権からJ加入へ、思い描く理想の姿
前回大会では2年生でレギュラーだったが、今回は最上級生になった。連覇を目指すことに加え、神戸加入が内定している状態で臨む大会とあって注目が集まるのは避けられない。それでも「一生に一度の注目度だと思っているので、それを楽しんでやっていきたい」と、メンタルの強さを感じさせる言葉を残した。
励みになる存在は、昨年J2ジェフユナイテッド千葉への加入が内定していた状態で活躍し、チームを選手権初優勝に導いたMF高橋壱晟だ。千葉に加入すると、開幕戦で高卒ルーキーとして元日本代表MF阿部勇樹(現浦和レッズ)以来のスタメンを勝ち取った。郷家が目指すのは、その再現だ。
「先輩はこの大会で結果を残してプロに行って、すぐにスタメンを取ったので、自分もそういう良い流れを持ってプロに行きたいです。自分の行くチームが天皇杯で頑張っているのも見ていましたし、大会が終わって合流する前に連覇を残して開幕スタメンを目指したい」
神戸の前線には、元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキなど強力なタレントが揃う。その中に殴り込みをかけ、世界的ストライカーとの競演を目指して、郷家は母校の連覇を置き土産に旅立っていくつもりだ。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web
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