「心からブラボーと言いたい」 横浜FM退任のフランス人監督、39歳DF中澤佑二を絶賛

モンバエルツ監督が賛辞惜しまず 「プロとしてモデルになる選手」

 元日の天皇杯決勝が3シーズン指揮したJ1横浜F・マリノスでのラストゲームだったエリク・モンバエルツ監督は、延長戦の末にセレッソ大阪に1-2で敗れた試合後の記者会見で、元日本代表DF中澤佑二を絶賛。「心からブラボーと言いたい」という言葉を送った。

 モンバエルツ監督は3年間の指揮を振り返り「プレーモデルを落とし込もうとやってきて、3年目で形になり始めた。さらに質の高いものになっていくと思う。多くの若手が成長したことが、とても重要なことだ」と話した。昨季限りで元日本代表MF中村俊輔が退団するなど入れ替わる陣容の中で、MF天野純などがモンバエルツ政権で出場機会を増やして台頭した。その一方で、39歳の大ベテランである中澤への賛辞を惜しまなかった。

「プロとしてモデルになる選手に出会えたのは幸運だった。この3年間、一度もトレーニングを休んだことがなくリーグ戦全試合に出場している。特別な存在です。彼の年齢にかかわらず、要求するプレーに適応しようとまだ成長している。来季が最後の1年と言っているが、もっとできると思います。ボンバー(中澤)がマリノスに与えてくれた影響に、心からブラボーと言いたい」

 この決勝戦でも120分フル出場した中澤を、モンバエルツ監督は絶賛した。来季がラストシーズンになると指揮官が明言した中澤は、最後の1年にタイトルを獲るべく次のような決意の言葉を残している。

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