芸術的な“危機回避”が満載! ブンデス公式厳選「スライディングタックルTOP10」

フンメルスの守備はまさに芸術的

  2位もバイエルンのDFジェローム・ボアテング。タッチライン際を全速力で駆け上がるシャルケ在籍時のMFユリアン・ドラクスラー(現パリ・サンジェルマン)相手に、高速でパーフェクトなスライディングタックル。バイエルンのベンチ前でのクリア成功後、すぐに立ち上がって守備位置に戻るボアテングに、当時のジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ監督)も、そのプレーを称賛するようにお尻を叩いた。

 そして栄えある1位に輝いたのもバイエルン勢で、DFマッツ・フンメルスだった。浅い最終ラインの裏のスペースを完全に突かれて相手FWに突破を許し、後方から追走。ペナルティーエリア内に侵入した相手がGKマヌエル・ノイアーをかわしてシュートモーションに入ろうかという瞬間、フンメルスは体を投げ出しボールをピッチの外に出した。芸術的すぎる間一髪のクリアに、フンメルスも歓喜の咆哮を上げ、ノイアーもそのプレーを称えた。

 サッカーではゴールを奪うストライカーや、チャンスを演出する選手のプレーに目を奪われがちだが、守備者たちの達人技も堪能し称えたい。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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