“半端ない得点王争い”の予感!? 今年度選手権はJ内定、世代別代表経験者がゴール連発
北九州内定の日商学園FW佐藤が2ゴール、清水内定の神村学園MF高橋もゴラッソを記録
2017年大晦日の高校サッカーは、J内定、そして世代別代表経験者が各地でゴールを決める展開となった。12月31日に行われた第96回全国高校サッカー選手権大会の1回戦で、日章学園(宮崎)所属でギラヴァンツ北九州内定のFW佐藤颯汰が2得点を決めたのを筆頭に、若き才能たちがゴールで実力をアピールした。
佐藤颯汰は前半11分、マーカーから囲まれる難しい状況ながら右サイドからのクロスを巧みに右足インサイドに当てて先制点をゲットする。その10分後には相手のビルドアップミスを奪うと、冷静に相手GKとの1対1を制して2点目をマーク。2–1で北陸(福井)を下す原動力となった。
その他にも、数多くの有望株が得点を決めている。大宮アルディージャ内定のFW佐相壱明(昌平・埼玉)は広島皆実(広島)戦の前半19分、右サイドからのロングパスに対してオフ・ザ・ボールの動きで相手マーカーを外し、ヘディングシュートで先制点を奪った。昌平はその後同点に追いつかれたものの、PK戦の末に勝利を収めている。
清水エスパルス内定で屋久島出身のMF高橋大悟(神村学園・鹿児島)は、秋田商(秋田)戦の前半38分、味方とのペナルティーエリア正面外でのパス交換が足元に入り、なおかつゴールとは半身の状態だったものの、迷いなく左足を一閃。これがゴール右隅に収まるゴラッソとなった。徳島ヴォルティス内定のFW坪井清志郎(富山第一・富山)も前半26分に同じく決勝ゴールを決め、ともに1-0で白星発進となっている。
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