Jリーグ北九州内定の日章学園FW佐藤颯汰 2発と大活躍も…自己採点「50点」の理由は?
“自分の仕事”は「ミスなく収めること」
もちろん日章学園も手をこまねいているだけでなかった。早稲田一男監督は後半から4-4-2にシステム変更。その中で佐藤颯は左右に幅広く動き回り、運動量の豊富さを生かしてチャンスメーカーとしての役割もこなした。
得点を取り、流れが悪い中でもボールを受けようと奮闘。それでも冒頭の「50点」である。その足りなかったものについて、佐藤颯は次のように語っている。
「縦パスとか入ってきた時にミスなく収めることも自分の仕事なんです。全部収める気持ちでいますから。後は得点に絡んでいきたいです」
前半、佐藤颯は相手最終ラインの裏抜けを狙うとともに、背負った時でもボールを受ける意欲を見せた。ただ北陸守備陣の挟み込みが耐えず続き、有効なタメは作り切れなかった。自身のストロングポイントを「一瞬のスピードとドリブル」と語る172センチのアタッカーだが、マルチなプレーぶりを発揮できなければ今後歩むプロの道では厳しいとも実感しているのだろう。