J1昇格の名古屋、豪州代表GKランゲラク獲得か “移籍金設定なし”でスムーズ交渉へ
今夏レバンテに加入、移籍金の設定なしとスペインメディアが報道
来季からJ1に昇格する名古屋グランパスが、スペイン1部レバンテからGKを獲得しようとしているという。スペインメディア「スーペル・デポルテ」が報じている。
名古屋が狙っているとされているのは、レバンテのオーストラリア代表GKミチェル・ランゲラクだ。2010年から15年までドイツのボルシア・ドルトムントに所属し、GKロマン・バイデンフェラーの控えながらリーグ戦に計19試合出場し、MF香川真司とも共闘していた。その後、シュツットガルトを経て、今季からレバンテに加入している。
ランゲラクの契約は2019年6月までだが、今夏に60万ユーロ(約8000万円)で加入したGKには移籍金の設定がされていないという。名古屋とランゲラクの間で合意に至れば移籍成立となるため、スムーズな交渉になると見られている。
今年オーストラリア代表に2015年以来の復帰を果たしたランゲラクだが、レバンテでは出場機会を得られておらず、試合勘に一抹の不安が残る。だが、ブンデスリーガで高く評価されてきた29歳の守護神だけに、名古屋はアジア枠で獲得を狙っている模様だ。
J2で戦った2017シーズンは、元日本代表の41歳GK楢崎正剛が29試合に出場するも、終盤戦は30歳のGK武田洋平が守護神の座を射止め、プレーオフにも出場している。2010年にJ1リーグを制した名古屋だが、J1復帰初年度に向けて最後尾の補強にも余念がないようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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