攻守にキーとなる選手を欠いていたPSG

　PSGは16強のチェルシー戦で退場処分を受けたスウェーデン代表ズラタン・イブラヒモビッチが出場停止となり、ブラジル代表DFチアゴ・シウバも前半21分に故障で途中退場するなど、相手は攻守の要を失っていた。

　シウバの代わりに途中出場したルイスは失点に直結する2度の股抜きを喫した。今季開幕前に4000万ポンド（約72億円）というDF史上最高額でチェルシーからPSGに移籍したルイスへの股抜きについて、スアレスは「ストライカーは常にゴールへの道を探している。それが股抜きだったので、選択せざるを得なかった。2つの最高のプレーができた」と振り返っている。

　昨年無冠の屈辱を味わったバルサ。圧巻のプレーを見せたスアレスは2010－11年シーズン以来となるCL優勝へのキーマンとなりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images