マンUのモウリーニョ監督、吉田麻也のハンド指摘 ドロー決着で恨み節「明らかなPK」
サウサンプトン戦0-0、前半33分に吉田の手にボールが当たり猛アピールも笛ならず
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、現地時間30日のサウサンプトン戦を0-0で終え、前半に日本代表DF吉田麻也のハンドが見過ごされた指摘し、「明らかなPKが与えられなかった」と審判の判定に苦言を呈した。クラブ公式サイトが試合後のコメントを報じている。
前半33分、イングランド代表MFジェシー・リンガードが浮き球を上手くコントロールし、そのままDFヴェスレイ・フートをかわしてペナルティーエリア内に侵入した。ここへ吉田がカバーに入ったが、その際に右手にボールが当たった。ユナイテッド側はハンドを猛アピールしたが、クレイグ・ポーソン主審は笛を吹かなかった。
試合後、モウリーニョ監督はこのシーンについて「クレイグ・ポーソンは素晴らしいレフェリーで、ヨーロッパで最も信頼できる一人だが、悪いジャッジだった。キーポイントの一つだった」と言及。PKを取らなかった主審の判定が試合を分けるものだったと主張している。
「ダビド・デ・ヘアがシェーン・ロングのシュートをセーブしたのも、もう一つのキーポイントだった。しかし明らかに(ハンドを取らなかったことが)ポイントとなった。0-0という結果ではなおさらだ。明らかなPKが与えられなかった。タッチラインで50メートル離れていた私にもはっきり見えた」
指揮官の恨み節は止まらず、「アンラッキーな判定に罰せられた」とドロー決着を嘆いた。勝点を1しか獲得できず、チェルシーに2位の座を明け渡した。首位マンチェスター・シティの対抗馬だったはずのユナイテッドだが、今季不振のサウサンプトン相手に貴重な勝点を落とす結果となった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images