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「彼こそがバルサを変えた」 スペインの名FWも感服する“天才”ロナウジーニョの閃き
「圧倒的に世界最高の選手だった」
それはリバプールに渡る1年前の2003-04シーズン、前年のアトレチコでの活躍を受けて古巣バルセロナに戻って戦ったシーズンだった。そしてL・ガルシア氏と同じタイミングでカタルーニャの名門の扉を叩いたのが、ブラジルが生んだ“天才”ロナウジーニョだった。
「彼はどこか違っていた」と語り始めたL・ガルシア氏は、「PSGからやって来た彼こそがバルサを変えて今のバルサにした」と断言。当時のチームは1998-99シーズン以来、リーグ優勝から遠ざかっており、“銀河系軍団”として栄華を誇っていた宿敵レアル・マドリードの後塵を拝していた。最終的にこの03-04シーズンもバレンシアがリーグ優勝を果たし、バルサは2位に終わったものの、翌年から始まるリーグ連覇、そして黄金期の到来はロナウジーニョの加入とともに始まったとしている。
「圧倒的に世界最高の選手だった。なんでもやることができた。毎回の練習や試合で特別な存在だった」
バルサのカンテラ出身者でも魅了される天才的な閃きと卓越した技術の数々――。そしてL・ガルシア氏は、「一緒にピッチに立てばお互いを理解し合うことができた」と、当時のサッカーを回想する。