“かみつき”騒動を起こしたレアルDFが主審を擁護 「彼を祝福したい」

言い逃れできない行為

 レアル・マドリードのスペイン代表DFダニエル・カルバハルは14日、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦のアトレチコ・マドリード戦で愚行を働き、物議を醸している。競り合った相手FWマリオ・マンジュキッチの右腕にかみつき、パンチを見舞う蛮行に出た。カルバハルは自身に警告を与えなかった主審を擁護した。試合は0-0で終わっている。
 カルバハルは後半9分、アトレチコの攻撃を受けると、マークしていたマンジュキッチの右腕にかみつき、右腕で腹にパンチ。さらに、マンジュキッチをピッチに引き倒した。両手を上に広げて関与を否定するしぐさを見せた。
 カルバハルはセルビア人のミロラド・マジッチ主審の目を逃れ、警告は受けなかった。だが、テレビ中継で問題のシーンが克明に映し出されていたため、試合中から非難が殺到。カルバハルは自身のツイッターで「試合後、僕が相手選手にかみついたという非難を目にしたけれど、明確にさせてほしい。僕は誰にもかみついていないし、かみつこうともしていない」と潔白を主張したが、証拠は映像でしっかりと残されている。
 地元紙「AS」によると、試合後、カルバハルは「こういう試合はレフェリーには難しい。緊張感が生まれていたけど、主審は良かった。ここから彼に祝福したい」と語ったという。このかみつきを看過した主審をたたえる発言で、カルバハルは立場を悪化させるかもしれない。 

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