中田英寿を指導の名将カペッロ、「史上最高の教え子」として挙げたのは”元祖・怪物”

問題は重量オーバー、ファンから“デブ様”

 ただし、問題もあったという。それは、ロナウドの“重量オーバー”だ。レアルのサポーターから愛情をこめて“デブ様”と呼ばれたストライカーについて、カペッロ氏はこんな逸話があったと紹介している。

「彼は96キロも体重があったんだ。それで、日韓ワールドカップを勝った時は何キロだったのかと聞いたら、84キロだと。だから、私は少なくとも88キロまで落としてくれと彼にリクエストしたんだよ」

 カペッロ氏がレアルに就任した時、ロナウドがワールドカップで得点王に輝いてから4年が経っていた。その間に12キロも体重を増やしていたストライカーだったが、8キロの減量に成功したロナウドはカペッロ氏にスペインでのタイトルをもたらした。

 そうしたやり取りも含め、印象深い存在になっていたのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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