モナコの元チームメートがファルカオに同情 「自分を蹴りつけているはず」

移籍したマンUで活躍できず、逆にモナコは躍進

 マンチェスター・ユナイテッドのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオが仏強豪モナコの元チームメートから移籍を後悔しているはずと同情されている。フランス地元紙「ル・パリジャン」が報じている。

 ファルカオは昨夏の移籍市場最終日にモナコからマンチェスター・Uへと期限付き移籍。大きな期待を集めたが、故障などの問題でルイス・ファン・ハール監督の信頼を勝ち得ることができなかった。今季リーグ戦4得点のストライカーに関して、オランダ人指揮官は買い取りオプションの行使を見送る方針を固めていると、フランスメディアは報じている。

 ファルカオが今季欧州カップ戦の出場権を持たないユナイテッドで苦闘の日々を送る一方、モナコは欧州チャンピオンズリーグベスト8に進出。セリエA王者ユベントスと雌雄を決することになる。

 モナコのモロッコ代表MFナビル・ディラールは「ファルカオは自分を蹴りつけているに違いない。ここでは彼はプレーできていたはずだし、チャンピオンズリーグにも出れた。もしかすると、もっと違う環境が必要だったのかもしれない。モナコで、彼はいい感触を手にできなかったように思える」と語り、ユナイテッド移籍の決断をファルカオ自身が後悔していると推測している。

 ポルト、アトレチコ・マドリードでゴールを量産し、「エル・ティグレ(虎)」と恐れられたファルカオはベンチで苦しんでいる。今季モナコに留まっていたとしたら、今季のような苦境を味わうことはなかったのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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