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「怪我の神だ」 レアルFWベイル…2017年“欠場率62%”、スペイン紙が痛烈皮肉
チームが年間5つのタイトルを獲るなか、公式戦63試合中39試合を欠場
レアル・マドリードは現地時間23日に行われたリーガ・エスパニョーラ第17節、「エル・クラシコ」でバルセロナに0-3と敗れたが、2017年はクラブ史上初のシーズン計5個のタイトルを獲得した。“最高の1年”を送ったなか、波に乗り遅れたのがウェールズ代表FWギャレス・ベイルだ。度重なる負傷で戦線離脱を繰り返したアタッカーを、スペイン紙「マルカ」が「怪我の神だ」と強烈に皮肉っている。
レアルは昨季、リーガ覇権奪回とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)史上初の連覇と二冠を達成。今季に入ってもUEFAスーパーカップとスペイン・スーパーカップ、そしてFIFAクラブワールドカップ連覇とタイトルコレクターぶりを発揮し、ジネディーヌ・ジダン監督率いるチームの強さを見せつけた。
しかし、ベイルはこの一年間、負傷に苦しみ続けた。昨年11月に負った足首の負傷以降、戦列に戻っても筋肉系トラブルが何度も発生するなど別の箇所を痛める悪循環だった。
同紙はベイルの2017年について、「(レアルは)63試合を戦ったが、39試合に出場できなかった。時間がかかってしまった」と公式戦の約62%を欠場したことを嘆いた。そんな計算できない28歳のウインガーを「怪我の神」と記している。
2017-18シーズン、レアルは看板3トップの「BBCトリオ」が本領発揮に至っていない。エースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドこそCLグループステージの全6試合でゴールを挙げたものの、元フランス代表FWカリム・ベンゼマはリーグ戦でわずか2得点。同じ得点数のベイルはそこまで批判を受けていないものの、出場時間が少ない現状は課題として残る。
2018年はピッチに立ち続け、自らの実力を誇示するほかない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images