「今季は自分の中でも挑戦だった」 千葉エスナイデル監督の参謀役が語る日本の印象

サムソコーチが日本の天候やサポーター、初となるエスナイデル監督との共闘を総括

 J2ジェフユナイテッド千葉は今季、終盤戦で怒涛の7連勝を飾り、J1昇格プレーオフに進出。名古屋グランパスに準決勝で敗れたものの、就任1年目のフアン・エスナイデル監督の下で見せ場を作った。「ハイライン&ハイプレス」戦術に活路を見出したアルゼンチン人指揮官の参謀役としてヘッドコーチを務めたアルゼンチン人コーチのマルコス・ギジェルモ・サムソ氏が、スペインメディア「エル・ディアリオ」のインタビューに応じ、日本での1年を振り返っている。

 サムソ氏は、現在アルゼンチンリーグ2部のプリメーラB・ナシオナルに所属するフェロカリル・オエステのユース出身。同期であるエスナイデル監督の誘いを受け、今季千葉のコーチに就任した。日本での最初の難関は「天候」だったという。

「1月に到着したが、日本の冬は私たち(アルゼンチン)の冬より寒かった。さらに湿気が多く、風が強い日も多い。最初の頃は違った環境に慣れるのが難しかったね」

 それでも、千葉が「すごく大きなチームで、たくさんのサポーターがいる非常に快適なクラブ」だったこともあり、順応には時間がかからなかったという。加えてサムソ氏は、サポーターたちのフットボールに対する姿勢に驚きがあったと語っている。

「チームは2万5000人の収容能力があるスタジアムを持っているし、そこでは試合前から子供や女性、家族全員が楽しめるようなイベントが行われている。彼らはその場所で楽しい瞬間を共有し、食事をしたり、交流したりしている。スタジアムに到着した時には地元ファンが歓迎もしてくれるんだ。全てが私たちの知っているものとは違ったよ」

 

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