マンU撃破で2部クラブ監督が意外な行動 ボールボーイとの心温まる映像が話題に

カラバオカップ準々決勝、2部ブリストルが前回王者ユナイテッドに劇的勝利で番狂わせ

 イングランドのリーグカップ、カラバオカップ準々決勝最大のアップセットとなったのは、前回大会王者のマンチェスター・ユナイテッドとチャンピオンシップ(英2部相当)のブリストル・シティが激突した一戦だ。後半アディショナルタイムの劇的なゴールでブリストルがユナイテッドに2-1と勝利する番狂わせとなったが、喜び勇んだ指揮官が思わぬ行動を取った様子が話題となっている。

 1-1で迎えた後半アディショナルタイム、ブリストルMFコリー・スミスが決勝ゴールを挙げて格上の“赤い悪魔”を撃破した。この勝利に2部所属のクラブは大いに沸き上がったが、その気持ちを抑えきれなかったのはリー・ジョンソン監督だ。

 勝利の瞬間、テクニカルエリアを飛び出し、タッチラインを駆けて喜んだジョンソン監督は、意外な行動に出る。自分の目の前に走り込んできたメガネ姿の“ボールボーイ”をひょいっと抱き上げると、熱い抱擁をかわし、くるりと一回転したのだ。

 この動画を紹介した英紙「デイリー・レコード」は、「ジョンソン監督は、最寄りの人物と祝福しなければいけないと思った。そうしたら、若いボールボーイだった」と冗談めかして情景描写している。

 会見でジョンソン監督は「ホームでマンチェスター・ユナイテッドを撃破したのは歴史的な出来事だ。スミスのゴールは何世代にもわたって記憶に残るだろうね」と試合終了の瞬間と同じように喜びを露わにしている。

 2部クラブのジャイアントキリングは、サッカーの母国にとっても心温まるニュースとして取り上げられている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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