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マンCがオイルマネーで禁断のリバプールトリオ強奪か
刷新の余波
今季4位のマンチェスター・シティー(マンC)は今季終了後、リバプールのMFフェリペ・コウチーニョ、MFジョーダン・ヘンダーソン、FWラヒーム・スターリングの同時獲得に動いている可能性が浮上した。英地元紙「デイリー・スター」が報じた。
昨季王者のマンCはリーグ連覇に向けてチェルシーとデッドヒートを繰り広げていたが、後半戦にまさかの大失速。アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドにも抜かれ、現在4 位となっている。
今季無冠危機にオイルマネーで潤うオーナーサイドは、チームの刷新を命令。来季の補強準備を進めているという。マンCはリバプールが来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を失った場合、主力選手の同時引き抜きに打って出る可能性が浮上した。
中でも、コウチーニョに関しては、リバプールが4位以内に入ることができなければ、マンC側は2000万ポンド(約36億円)の移籍金で獲得できると確信しているという。また、スターリングはクラブと無断でインタビューに応じ、リバプールとの契約延長オファーを固辞したことを表明し、去就問題が大きく騒がれていた。
リバプールのブレンダン・ロジャース監督は、既にスターリングの残留を明言した。今後も、この主力3選手の慰留に向けて全力を傾けるだろうが、記事では「シティーオーナーのシェイク・マンスールの財力に対抗できないことは分かっている」と指摘している。
情け無用のトリオ強奪は実現するのか。マンCの刷新の余波と、欧州サッカー界を再び席巻しそうなオイルマネーの嵐に、リバプールは巻き込まれていくかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images