香川真司、バイエルン戦トップ下で存在感 敗戦も独紙称賛「見る価値のあるアシスト」

右インサイドハーフで先発した香川、試合途中にトップ下へ回ると徐々に存在感発揮

 ドルトムントのMF香川真司は、現地時間20日に行われたDFBポカール3回戦のバイエルン・ミュンヘン戦に出場し、鮮やかなフェイントからウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコの追撃弾を演出。チームは1-2で敗れて大会連覇を逃したが、香川のプレーは「見る価値のあるアシスト」と称賛されている。

 昨季のカップ戦王者ドルトムントは敵地に乗り込み、バイエルンとの「デア・クラシカー」に臨んだ。エースFWピエール=エメリク・オーバメヤンの負傷により3-5-2システムでスタートし、香川は右インサイドハーフとして先発。試合の序盤は守勢に回り、香川も攻撃面での貢献は少なかった。

 それでも試合途中からトップ下にポジションを移すと、徐々に存在感を発揮。0-2で迎えた後半32分、左サイドのエリア端でボールを受けた香川は右足のキックフェイントで相手DF二人を置き去りにし、左足で正確なクロスでヤルモレンコのヘディングシュートをアシストした。

  ドイツ地元紙「ルールナハリヒテン」紙の選手採点(1が最高評価)で、香川はチーム3位タイの3.5点。前半に課された守備のタスクについては不十分と評価されたが、正確なボールをヤルモレンコの頭へと届けたゴールシーンについては「見る価値のあるアシスト」と絶賛されている。

 

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