札幌FWジェイが称賛する「3人の日本人DF」 元英代表の記憶に刻まれた才能とは?
加入5カ月間で14試合10ゴール J1で猛威を振るった助っ人が認めた3選手
11月26日のJ1第33節、敵地でのガンバ大阪戦(1-0)で北海道コンサドーレ札幌の元イングランド代表FWジェイは貴重な先制点を挙げた。今季の札幌は秋口まで敵地でのゲームは未勝利だったが、シーズン終盤になってアウェー3連勝。その3試合で全得点を奪ったのが、ジェイである。
また12月2日のホームでの最終節サガン鳥栖戦(3-2)でも芸術的なボレーでゴールを奪っており、これで7月に札幌に加入してからの5カ月間で14試合10得点。圧倒的な得点力を見せつけた長身ストライカーに、そのなかでも手を焼いた日本人DFの名前を挙げてもらった。
「日本人選手の名前を覚えるのは苦手なんだよ(笑)」と苦笑しながらも、最初の選手の名前はスムーズに出てきた。
「マキノ(槙野智章/浦和)だね」
浦和の最終ラインを支える日本代表DFは、「粘り強い守備もそうだけれど、テクニックもある。攻撃の起点を担うこともできるので、前線からの守備をするこちらとしては厄介な選手だよ」とした上で、「彼とは過去にも対戦しているから、良い選手だということは良く知っている。ヨーロッパでもプレーしていたよね? 左サイドでもプレーする、レベルの高い選手だ」とジェイは称賛した。
続いて2人目の選手名を挙げようとした元イングランド代表FWは、「えーと、ちょっと待ってね……」と自らのスマートフォンを操作し始めた。「確か、レイソルのナンバー4だったと思うんだけれど……。うん、彼だ」と言って見せてきた画面に表示されていたのは、柏レイソルの若きセンターバック、DF中谷進之介だった。
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