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迷走ミラン、ガットゥーゾ監督辞任報道の“火消し”に声明発表 「完全なる誤報」
19位ベローナに0-3で完敗 浮上のきっかけが見えずに緊急合宿実施へ
ACミランは現地時間17日、セリエA第17節の敵地ベローナ戦で0-3と惨敗し、8位に後退した。ヴィンチェンツォ・モンテッラ前監督の後任としてチームを率いるジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督が、辞任を申し出たという報道まで飛び出したが、ミランが“火消し”の公式声明を出す事態にまで発展している。
12月3日の第15節ベネベント戦から、下位チーム相手に1勝1分1敗。とりわけ、リーグ19位のベローナに0-3と完敗を喫したダメージは大きく、監督交代に踏み切っても事態が好転したとは言い難い状況だ。
ベローナ戦後、イタリアメディアではガットゥーゾ監督の辞任報道が飛び交ったが、ミランはイタリア通信社「ANSA通信」を通じ、「完全なる誤報」と声明を発表。3週間足らずで2度目の監督退任危機の火消しに奔走している。
今夏に移籍金2億ユーロ(約260億円)を費やし、選手11人を加える大補強を敢行しながら、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得(リーグ3位以内)の目標は遠い状況。選手間のコンビネーションも課題が多く、ミランは19日に公式ツイッターで「チームが明日から次のニュースがあるまで合宿に入ることを発表する」と伝えている。
イタリアではチームの不振が続く場合、緊急合宿に突入するケースが多いなか、クラブ施設で合宿生活を進めることになった迷走中のミラン。赤と黒の名門は、かつての栄光を取り戻すことができるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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