「最初、ふざけんなよと」 日本代表FW小林が明かす、韓国戦“PK弾”の舞台裏とは?
「今日は僕一人が孤立」と悔しさ露わ
川崎ファンの間ではお馴染みだが、小林はJリーグの試合でも息子にPKのコースを仰いでいる。第9節のセレッソ大阪戦(0-2)でPKを失敗。第13節の浦和レッズ戦(4-1)で再びPKキッカーを務めたなか、試合当日に子供にキックコースを聞き、その通りに蹴り込んで成功させた。そして今回の韓国戦でも、愛息の言葉を信じて“左”へ打ち込んだ。
もっとも、小林が蹴ったPKに対して、韓国代表GKチョ・ヒョヌも素早く反応。伸ばした手は届かなかったが、キッカーを務めた本人は瞬間的に焦りを感じたという。
「キーパーがそっち(左)に飛んだので、最初ふざけんなよと思いました。けど、なんとか入って良かったです」
先制した日本だが、その後は前半に3失点を喫し、後半にも1失点で1-4と敗れた。この日唯一のゴールを決めた11番は、第2戦の中国戦(2-1)に続く2試合連続弾で気を吐いたが、「今日の守り方は僕が一人孤立して、なかなか距離が縮められなかった」と悔しさを滲ませたまま会場を後にした。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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