【E-1選手権の舞台裏】高萩、韓国の英雄と“笑顔の再会” 韓国語でエール「ファイティン!!」
韓国のロッカールームを訪問し、FCソウル時代の同僚チャ・ドゥリと笑顔でハグ
バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、16日にE-1選手権第3戦で宿命のライバル韓国と対戦する。8日間にわたって熱戦が繰り広げられてきた大会もいよいよ最終局面を迎えるが、決戦の裏では一人の日本代表戦士と韓国代表コーチが“笑顔の再会”を果たしていた。韓国サッカー協会(KFA)が公式YouTubeチャンネルで「韓国のロッカールームに、コーチに会いにきた日本代表選手は?」と綴って動画を公開している。
ハリルジャパンは9日に北朝鮮(1-0)、12日に中国(2-1)と戦い、16日の最終戦は優勝を懸けて韓国と戦う。韓国と言えば日本にとって永遠のライバルだが、2015年から2年間、韓国の強豪FCソウルでプレーしたMF高萩洋次郎にとってはゆかりのある国だ。KFAは15日、公式YouTubeチャンネルで高萩が韓国のロッカールームを訪問に来たことを伝え、動画を公開している。
映像で「アー、ヨウジさん、オネガイシマス!!」と笑顔で登場したのは、韓国代表コーチを務めるチャ・ドゥリだった。韓国サッカー史に残る伝説的FWチャ・ボングン氏を父に持ち、現役時代は主にブンデスリーガでプレー。2002年日韓ワールドカップ“4強戦士”の一人で、韓国代表として通算76試合に出場した英雄は、2015年にFCソウルで高萩と一緒にプレーしている。かつての同僚の顔を見て、代表のライバルということを忘れて再会を喜んだ。
固い握手とハグを交わした二人。カメラを向けられた高萩が「アニョハセヨ、ファイティン!!(こんにちは、ファイト!!)」と、韓国語でエールを送る微笑ましい光景で映像は締め括られている。
高萩は9日の北朝鮮戦で先発出場したが、後半11分に途中交代。韓国戦で、かつての同僚の目の前で、プレーする姿を見せることができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images