W杯グループリーグ出場は絶望か ウルグアイ代表FWルイス・スアレスが膝半月板負傷で緊急手術へ
“死の組”となったグループDで同組のイングランド・メディアが5月22日付で一斉に報じたところによると、21日、スアレスは練習中に膝をひねり、違和感を訴えたという。スキャンの結果、半月板に損傷が見つかり、22日中に緊急手術を受けることになった。
しかし、復帰に関してはメディアによって見解が多少異なっている。
ウルグアイでの報道をそのまま流したBBCの電子版は、「現地では全治に15日から20日間と伝えられた」と報道。ところが英高級紙『デイリー・テレグラフ』は22日付の紙面で「通常、この類いの故障は全治4~6週間」と伝え、W杯開幕には間に合うとしたウルグアイでの報道を鵜呑みにすると「スアレスにかなりの無理を強いることになる」との見解を示した。
また高級紙『ガーディアン』も全治には「4~6週間かかる」とテレグラフと同意見。すでに3週間後に迫っているウルグアイの開幕戦、6月14日のコスタリカ戦は無論、19日のイングランド戦、24日イタリア戦と続くグループリーグの出場は「疑わしい」と伝えた。
スアレスは今季、プレミアで33試合に出場して31ゴール。ゴールデン・ブーツ(得点王)に輝き、2位に躍進したリバプールの大黒柱として活躍した。英大手ブックメーカー『ラッドブロークス』のW杯得点王オッズでもメッシ9倍、ネイマール11倍に続く15倍でロナウドと並び、その活躍が注目されていた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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