パチューカ監督、右膝負傷の本田を3位決定戦で起用示唆「できる状態ならプレーさせる」
パチューカのアロンソ監督が前日会見で本田に言及「100%でないなかずっとやっている」
パチューカ(メキシコ)のFW本田圭佑は、16日に控えるFIFAクラブワールドカップ3位決定戦の開催国代表アルジャジーラ(UAE)を前に右膝を負傷しているが、ディエゴ・アロンソ監督は前日記者会見で「できる状態ならプレーさせる」と起用を示唆している。
初戦のウィダード・カサブランカ(モロッコ)戦、準決勝のグレミオ(ブラジル)戦と、2試合連続の延長戦で計240分プレーしてきただけに、アロンソ監督は「今日(試合前日)までリカバリーに費やした。6日前から240分もプレーしているのだから、メンタルもフィジカルも疲れている。ただ、我々は明日のゲームに最大限のエネルギーを使うことを約束する」と3位決定戦に全身全霊を懸けると誓った。
それを裏付けるように、国内カップ戦の決勝も控えているが「ベストの選手を起用する」と、メンバーの温存はしない考えを示している。
本田については「怪我をした状態で入団しているし、コンディションは分かっている。100%の状態でないなかでずっとやってきているし、それに関わらず彼はプレーしてきた。できる状態ならプレーさせる」と明かしている。
パチューカはこれまで3回クラブW杯に出場しているが、4位が最高成績。アロンソ監督は「世界でベストの3チームに入り、表彰台に上ることは大きなチャレンジだ。そして、それを達成することを重要なことだと捉えている」と“世界3位”に向けて意気込む。
2試合連続フル出場、240分間のプレーをしている本田は、負傷も抱えるなかベストコンディションとは言えないものの、ピッチでその存在感を示すことが期待されている。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1