フェネルバフチェの選手バス銃撃によってトルコ1部リーグが1週間開催停止に 

トルコサッカー協会が発表

 トルコの名門フェネルバフチェは、国内リーグ戦のリゼスポル戦で5-1で勝利した。だが、その試合後、選手が乗っていたバスが銃撃され、運転手が病院に搬送されるという事件が起きた。その影響で、トルコ1部スーパー・リグが1週間開催停止となった。トルコサッカー協会が発表した。
 4日の試合後、選手を乗せたバスは、トルコ北東部のトラブゾン空港に向かう途中に銃撃されたという。バスの窓ガラスが破損したが、当初は投石によるものと思われていた。だが、実際は銃撃され、選手にけがはなかったが、運転手が病院に搬送された。
 フェネルバフチェはオランダ代表FWディルク・カイトら世界的名手を擁するトルコリーグ王者。フェネルバフチェの大のサポーターとして知られるトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は大勝に喜び、イスタンブールの空港に大勢のサポーターとともに選手の凱旋(がいせん)を待ちわびていたという。大統領は、この銃撃事件に激怒し、知事に調査を命じたと報じられていた。
 そして、トラブゾンのアブドルセリル・オズ知事は「最新の状況では銃撃のようだ。確定するには時期尚早だが、ライフルによる銃撃のようだ」と説明した。
 この異常事態を受けて、フェネルバフチェは原因究明のため、リーグ開催の停止を求めた。クラブは「暗殺未遂だ。これはフェネルバフチェのクラブとしての意見だが、この問題が解明されるまでリーグは開催を停止すべきではない。血が流され、フットボールは沈黙する。首謀者を発見し、罰することがフェネルバルチェにとって最も重要なことだ」と声明文を発表していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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