【対戦国分析|ポーランド】すべてはH組“最強FW”次第 単調な攻撃を封じれば逆に好機も…
[2]チームの中核を担うキーマン3人
■ロベルト・レバンドフスキ(FW/バイエルン/29歳)
言わずと知れたポーランドの大エースであり、現在はバイエルンでも絶好調。ラストパスに合わせる形からドリブルで持ち込んでのミドルシュートまで、あらゆる形でゴールネットを揺らす。またFKキッカーとしても評価を高めており、欧州予選のモンテネグロ戦でゴール左隅に突き刺すFKで先制点をもたらしている。20代の最後に迎える世界の檜舞台で、チームを躍進に導くか。
■ヤクブ・ブワシュチコフスキ(MF/ヴォルフスブルク/31歳)
“クバ”のショートネームで知られる技巧派サイドアタッカー。右の鋭い突破から良質なクロスを供給する。個の打開力に加え、サイドの選手としては周りを生かすプレーにも長けており、特にドルトムント時代の同僚である右サイドバックのピシュチェク、FWレバンドフスキとのトリオでポーランドの得点の大半をもたらしている。31歳だが体力面に自信を持ち、攻撃陣の中ではレバンドフスキと並び、途中交代が少ない選手だ。
■グジェゴシュ・クリホビアク(MF/ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン/27歳)
10番を付けるが攻守のバランス感覚に優れる大型MFであり、守備の“デュエル”にも強さを見せる。中盤からの展開力も見事だ。独力で打開するタイプではないが、サイドと中央を上手く使い分けながら、バランスワークもこなすことができる。16年夏にヨーロッパリーグ優勝に大きく貢献したセビージャからパリSGに移籍するも、出場機会をなかなか得られないまま今季プレミアリーグに移籍した。