「彼らには忠誠心と強い愛情がある」 “世界5位”を支えた浦和サポ300人にFIFAスタッフ感銘
「極東の遠い国からこれだけの人数…予想以上だった」
浦和レッズは現地時間12日のFIFAクラブワールドカップ(W杯)5位決定戦に3-2で勝利したが、9日の初戦から約300人のサポーターがUAEを訪れ、熱い声援を送った。FIFA(国際サッカー連盟)で今大会のマーケティング担当をしているステファン・ポポビッチ氏は、「極東の遠い国からこれだけの数のサポーターが来てくれるのは、僕らとしても予想以上だった」と、驚きとともに証言している。
ポポビッチ氏はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝のアル・ヒラルとの第1戦で、サウジアラビアに浦和が遠征した試合も担当したという。「もしかしたら、彼らはそこで多くのお金を使ってしまったのかもしれないけど……」と苦笑しながらも、クラブW杯が開催されたUAEで全身全霊の声援を送った浦和サポーターに驚きを隠せなかった。
「サウジアラビアでのゲームでもそうだったけど、彼らの力強い声は印象に残ったよ。彼らには忠誠心とクラブへの強い愛情があるのだと思う。もちろん、マーケティングを担当している立場からすればより多くのサポーターが来てくれていれば嬉しいけど、極東の遠い国からこれだけの数のサポーターが来てくれるのは僕らとしても予想以上だった」
ポポビッチ氏はクラブと固い絆で結ばれた浦和サポーターの姿に、感銘を受けた様子だった。浦和と言えば、世界的にサポーターの忠誠心の高さで知られている。ACL決勝第2戦でも、埼玉スタジアムのスタンド全面で展開された壮麗なコレオグラフィーは、海外メディアからの称賛の的となった。
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