中国戦のPK献上で「ごめん」のやり取り 昌子が「蹴って良かった」と語る場面とは?
昌子が強調する「ゼロの時間」
「もう少し終わり方を大事にしたい。2-0で勝っていても、時間帯的に全然蹴って良かった。そのなかで東くん(東口)はつなぎにいったけど、あれも蹴ってくれても良かった」
東口はDF三浦弦太(G大阪)につなごうとしたものの、若干ボールが横にずれてボールを奪われ、ショートカウンターからPK献上の流れが生まれている。結果的に日本が2-1で勝利しており、痛恨の失点とはならなかったが、「東くんは自分で『ごめん』と言っていた」というやり取りがあったという。
「この2試合ではっきりしたのは、ゼロの時間を長くして点を取る。そういう戦い方がはっきりしてきた。もちろん前半で取れたら楽になるけど、韓国戦もゼロの時間を長くするのが大事」
16日は首位の日本(勝ち点6)と2位韓国(勝ち点4)の直接対決を迎える。韓国が序盤から点を取りに来る展開が予想されるなか、昌子がイメージする「ゼロの時間を長くして点を取る」形で日本は2大会ぶりの優勝を手にできるだろうか。
【了】
大木 勇●文 text by Isamu Oki(Football ZONE web編集部)
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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