中国戦のPK献上で「ごめん」のやり取り 昌子が「蹴って良かった」と語る場面とは?

後半アディショナルタイム2分過ぎに左サイドを崩され、中国にPKを献上

 日本代表は12日のE-1選手権第2戦で中国に2-1と勝利し、第1戦の北朝鮮戦(1-0)に続く連勝で、2013年以来2大会ぶりの優勝に王手をかけた。最終戦となる16日の韓国戦に向けて、キャプテンのDF昌子源(鹿島アントラーズ)は「戦い方がはっきりしてきた」と語った一方、中国戦の「終わり方」を反省。GK東口順昭(ガンバ大阪)とのやり取りを明かしている。

 前半の日本は中国に1本もシュートを打たせず、0-0のまま後半に突入。すると同39分にFW小林悠(川崎フロンターレ)が華麗な反転シュート、同43分に昌子が40メートル弾と、いずれも代表初ゴールを決めて会場のボルテージは一気に高まった。

 後半アディショナルタイムの表示は3分。2-0で勝利かと思われたが、アディショナルタイム2分過ぎに左サイドを崩され、DF山本脩斗(鹿島)が相手を倒してPKを献上した。日本は2-1で白星を手にしたものの、完勝ムードに若干水を差す形となった。

 センターバックで最終ラインを統率した昌子は「僕らが2点を取ってちょっと緩くなって、ふわっとした。で、PKになって……」と終盤の様子を振り返る。PK献上の場面から時間を巻き戻すと、山本のバックパスを受けた昌子がトラップミスしたものの、余裕を持って後方のGK東口へパス。そこから前線につなごうとしたパスミスが発端だった。

 昌子は2点リードというある種の余裕が「ふわっとした」時間帯につながったと分析。「例えば、あのまま1-0で進んでいたら、ああいうプレーがなかったかもしれない」と仮定しながら、GK東口のプレーに言及している。

 

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