モウリーニョが宿敵マンCの振る舞いに苦言 ダービー後の衝突は「しつけと教育の問題」

本拠地のダービーマッチで1-2敗戦 試合後のロッカールームで両者が大騒動

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間10日のプレミアリーグ第16節、マンチェスター・シティとのダービーマッチに1-2で敗れた。本拠地で苦杯を舐め、首位シティとの勝ち点差を「11」に広げられたジョゼ・モウリーニョ監督は試合後、シティの選手との騒動に発展。自らが火付け役となる一方、牛乳をかけられるなどの被害も受けたと報じられるが、指揮官は「しつけと教育の問題だ」とシティ側に苦言を呈している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 因縁のダービーマッチは試合後に“炎上”した。モウリーニョ監督は、敵地での勝利の喜びを爆発させるシティに激怒。相手のロッカールームに乗り込むと、ブラジル代表GKエデルソンとの口論に発展したという。

 この試合でスーパーセーブを連発したエデルソンが、終盤に時間稼ぎをしたことを糾弾。徐々にヒートアップし、「敬意ってものを見せやがれ!」と罵声を浴びせかけたという。そこにベルギー代表FWロメル・ルカクらユナイテッドの選手も参戦し、20人の選手とスタッフをまじえた「まるでパブのケンカ」(関係者)に発展したという。

 モウリーニョ監督はプラスチックボトルの直撃を受け、牛乳もかけられたという。一方で、シティのアシスタントコーチ、ミケル・アルテタ氏はパンチを受け、眉毛の部分に裂傷を負って出血。警官と警備員が制止に入る大騒動となった。

 モウリーニョ監督はこの騒動についての質問を受けると、「私にとって、これは単なる多様性の問題にすぎない。しつけと教育に関する多様性だ。それ以上のものではない」と語ったという。敵地で勝利後に大騒ぎしたシティに対して、しつけと教育がなってないと苦言を呈している。FA(イングランドサッカー協会)も調査に乗り出す事態となっている宿敵同士の騒動は、しばらく尾を引きそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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