「ホンダは主役」「危険な位置に入っていく」 ブラジル紙記者がパチューカ本田の奮闘を称賛

 

 

クラブW杯を現地取材したフェリペ記者 「グレミオはちょっとナーバスだった」

 パチューカのFW本田圭佑は、南米王者グレミオ(ブラジル)と対戦した現地時間12日のFIFAクラブワールドカップ準決勝でフル出場した。チームは延長戦の末に0-1で敗れたが、そのプレーを目の当たりにした相手国ブラジルの記者も本田の奮闘ぶりを絶賛している。

 現地UAEで今大会を取材しているブラジル紙「グローボ」のフェリペ記者は、グレミオを相手にチャンスを何度も生んだ本田のプレーを高く評価していた。

「ホンダは良い選手だ。パチューカの中でも良く目立っていた。前線で動いているし、特にゴール前の危険な位置に入っていくのが良い。パチューカは全体的に危険な攻撃をしているけど、ホンダは主役になっていた。グレミオはちょっとナーバスになっていた。良くない試合だった」

 前半のうちにミドルシュートを放つ場面もあった本田だが、この日は積極的にゴール前に入り込むシーンで見せ場を作った。前半25分と45分、後半23分にゴール前に迫ったが、グレミオの元アルビレックス新潟DFコルテースにいずれもギリギリのところでカバーされて、ゴールはならなかった。

 本田自身が「悔いはない」と話した好ゲームだったが、120分の戦いで存在感を放ったレフティーは、サッカー王国のメディアから見ても脅威の存在として映っていたようだ。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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