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今季3点目の香川に独紙が最高タイ評価 新生ドルトムントに「骨格をもたらした」
シュテーガー新監督の初陣でマインツに2-0勝利 9試合ぶりの歓喜を味わう
ドルトムントのMF香川真司が、負けられない新体制初戦でいきなり結果を残して高評価を得ている。現地時間12日に行われたマインツ戦の後半44分に、今季リーグ戦3点目を決めるなど活躍。ドイツ地元紙「ルールナハリヒテン」も、2-0の勝利に貢献したその働きぶりに賛辞を送っている。
ケルン前指揮官のペーター・シュテーガー監督が就任した初戦、香川は4-3-3のインサイドハーフに入った。得意の積極的なボールの引き出しとともに、ボールを奪われた瞬間に素早く相手に寄せる守備面での規律の高さも感じさせた。試合は後半10分に香川がキッカーを務めた左サイドの直接FKで、DFエメル・トプラクのヘディングシュートがポストに跳ね返ったところを、ギリシャ代表DFソクラティス・パパスタソプーロスが詰めて先制した。
香川は後半33分に前線のプレスからFWアンドリー・ヤルモレンコのパスをゴール前で受けて決定機を迎えたが、相手GKのファインセーブに遭った。だが同44分、香川が再び仕事をする。ゴールキックからのボールを、香川が頭で前方のFWピエール=エメリク・オーバメヤンへとつなぐ。エースが俊足を飛ばしてエリア内に侵入して相手DF3人とGKを引きつけると、ゴール前に走り込んだ香川にラストパス。これを背番号23は落ち着いてゴールに流し込むと、渾身のガッツポーズを見せた。
香川にとっては芸術的なループ弾を決めた第7節アウクスブルク戦(2-1)以来、9試合ぶりのゴール。チームもその試合以降、勝利から見放され(3分5敗)、ついには監督交代に至ったが、仕切り直しとなる一戦での快勝劇には同紙も納得の様子だった。