「確率は数パーセントでも上げられた」 グレミオを追い詰めた120分間、本田が残した悔恨とは
「悔いはないですね」と清々しい表情も
「悔いはないですね」
本田は惜敗に清々しい様子だった。そして、この舞台に立てたことへの感謝の言葉を口にした。
「パチューカとして初戦から南米王者との試合まで3日(中2日)というところで、よくやったと思います。実力が足りなかっただけ。悔しいというよりはパチューカに感謝したい。会長や関係者にチャンスをもらって、ありがたいという気持ちが強い」
本田自身も「記憶にない」と振り返った、中2日での2試合連続延長戦をフル出場という奮闘も、最後は南米王者の前に力尽きた。それでも、ピッチの中央で果敢にプレーした本田の姿は、初出場となったクラブW杯の舞台で輝きを放っていた。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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