浦和がマウリシオと柏木のゴールで2-1リード! クラブW杯“5決”は後半勝負へ
アフリカ王者ウィダード・カサブランカと一進一退の攻防
浦和レッズがFIFAクラブワールドカップの5位決定戦で、ついに大会初ゴールを挙げた。現地時間12日にウィダード・カサブランカ(モロッコ)と対戦した浦和は、前半18分にDFマウリシオが約30メートルのロングシュートを決めて先制。3分後に同点ゴールを許したものの、同26分にはMF柏木陽介が追加点を挙げて2-1で前半を折り返した。
浦和は初戦で負傷交代したDF遠藤航に代わってDF森脇良太、DF宇賀神友弥とMF矢島慎也に代わり、マウリシオとMF長澤和輝をスタメンに送り込んだ。
すると前半18分、右サイドに攻撃の起点ができたところでスルスルと前に進出したマウリシオが横パスを受けると、約30メートルの距離から右足インフロントでゴール右を狙った。カーブしながら絶妙なコースに飛んだボールは、必死に飛びつくGKの手の先に飛び込んでゴール。浦和は今大会の初ゴールを挙げた。7月末に加入したマウリシオは、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝の初戦が出場停止で、第2戦以降はベンチが続いたが、意地の一発を決めた。
しかし、3分後に浦和は右サイドの浅い位置から相手FWエル・ハダッドが左足でゴール前に入れたボールが、混戦の中で誰も触らずに通過。直前のプレーで1対1を止めていたGK西川周作も反応しきれずにゴールに吸い込まれ、1-1とされてしまった。
それでも浦和は同25分、ペナルティーエリア内左サイドでボールを受けたFWラファエル・シルバが縦に突破して中央へ折り返すと、FW興梠慎三はわずかに届かなかったが、ファーサイドに全力で駆け上がってきた柏木がスライディングしながらゴール。2-1の勝ち越しゴールを決めた。
アジア王者とアフリカ王者の一戦は、互いにゴール前に攻め込むシーンを作る一進一退の展開となったが、浦和の1点リードでハーフタイムに突入した。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images