J最年長ゴール・カズの歓喜をかき消した一撃 名波浩も認める22歳の才能
40メートルFK弾で反撃ののろし、磐田を3連勝に導いた小林
ジュビロ磐田は5日、J2リーグ第6節横浜FC戦で、三浦知良によるJ最年長ゴールを含めて前半のうちに2点リードされるも逆転勝利を飾り、首位を堅持した。
2点ビハインドの前半アディショナルタイム、ゴールまで約40メートルの地点でFKを獲得した「4」番は、自らボールをセットし、ゴールを真っ直ぐに見つめ、短めの助走を取った。この男に迷いは無かった。振り抜いた左足から放たれたシュートは、「みんなの気持ちを乗せて決めた」と本人が振り返ったように、まるで生き物のように大きく曲がってゴール右隅へと突き刺さった。その瞬間、前半終了を告げるホイッスルが鳴った。
「あのゴールで相手にまずいと思わせることができた。チームにとってもサポーターにとっても、後押しとなる1点になった」
小林祐希がそう述懐したように、このスーパーゴールが試合の流れを変えた。後半32分、小林が右サイドからクロス気味に放ったシュートが同点弾となり、同40分には途中出場の松浦拓弥が同じく途中出場の川辺駿とのワンツーから逆転ゴールを奪った。
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