日本がボール支配も中国の守備崩せず0-0で後半へ 大島負傷、リズム悪くハリル苛立つ
4選手が代表デビューのフレッシュな陣容 序盤は攻勢も徐々に停滞
バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は12日、E-1選手権2連勝を懸けて第2戦の中国戦に臨み、前半を0-0で折り返した。
9日の北朝鮮との第1戦では、苦しみながらも後半アディショナルタイムに生まれたMF井手口陽介(ガンバ大阪)の一撃で1-0と勝利。2連勝を狙うこの中国戦に、ハリル監督は第1戦から先発7人を変更して臨んだ。
DF植田直通(鹿島)、DF三浦弦太(G大阪)、DF山本脩斗(鹿島)、MF土居聖真(鹿島)の4人が一挙にA代表デビューとなるフレッシュな陣容は、イタリアの名将マルチェロ・リッピ監督が率いるFIFAランク60位の中国に対して、積極的な姿勢を示していく。
前半4分、右サイドを初先発の伊東純也(柏)が突破。中央へのクロスはFW小林悠(川崎)と土居聖真(鹿島)にわずかに合わなかったものの、日本はサイドから良い形を作った。その後もMF大島僚太(川崎)やFW倉田秋(G大阪)がリズムを作りながらボールを支配。相手最終ラインの背後を突く長いボールで揺さぶっていくが、なかなか良い形でシュートシーンを作ることができない。
しばらく膠着状態が続いたなか、日本に再び決定機が訪れる。同22分、右SBに入った植田がクロス。ファーサイドで小林がヘディングで合わせるも、シュートはクロスバーの上に外れていった。
しかし同27分、日本にアクシデントが起こる。大島がシュートを放ったシーンで、左太もも裏を負傷。プレーを続行できず、担架で運ばれてそのまま井手口と交代となった。
その後の日本は思うようにリズムを作ることができず、中国に押し込まれる時間帯もあった。ベンチ前のハリルホジッチ監督が苛立つシーンも見られるなか、0-0でハーフタイムを迎えた。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images