悲願のレアル戦へ、パチューカ本田の前に立ちはだかる因縁深い香川の元同僚とは?

グレミオのパラグアイ代表FWバリオス、香川と共闘したドルトムント時代に言及

 パチューカFW本田圭佑は12日にFIFAクラブワールドカップ準決勝の南米王者グレミオ(ブラジル)戦を迎える。決勝で対戦する可能性のある前回大会覇者レアル・マドリード(スペイン)への移籍を「夢」と語っていた本田にとって、レアルとの一戦は悲願とも言えるが、その前に立ちはだかろうとしている因縁深いストライカーがいる。

「グレミオのようなビッグクラブでプレーすることは常に責務が付きまとうんだ。クラブ、そして南米のフットボールを代表するという責任だ。しかし、このプレッシャーに慣れなければいけない。そのプレッシャーを感じることは重大な責任でもあるのだから」

 FIFA公式サイトのインタビューでこう語ったのはパラグアイ代表FWルーカス・バリオスだ。今季43試合18ゴールと好調なバリオスは2009年から12年までドルトムントに所属。MF香川真司と抜群の相性を示し、ブンデスリーガ連覇に貢献した。中国1部の広州恒大に移籍したが、パルメイラスなどを経て、今季グレミオに移籍。身長187センチという長身を生かした熟練のポストプレーで前線に南米の王者の最前線に君臨している。

 かつて香川と巧みなコンビネーションを披露したドルトムント時代を忘れてはいないようだ。バリオスは次のように語っている。

「33歳にもなれば、自分が何をすべきか分かっているんだ。だが、レナト(グレミオのガウショ監督)は自信を取り戻す助けをしてくれた。彼はクロップを想起させる。私がボルシアにいた時に、守備をしながら攻撃もするように要請してくれた。それが現代サッカーの全てなんだ。センターフォワードはただボールが来るのを待つだけではダメなんだ」

 

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