若い選手に国際舞台を経験させるプランも

　カサブランカのあるモロッコは北アフリカでもアラブ系の色が濃く、特徴的には似ている部分がある。浦和はアル・ヒラル（サウジアラビア）に勝利し、クラブW杯初戦の開催国代表アルジャジーラ（UAE）戦は接戦（0-1）だった。そうした意味で、同タイプのチームに対して好ゲームを演じていると分析しているようだ。

　しかし、アモッタ監督は野心的に5位を狙うと意気込んだ一方で、「我々にとって国際試合に参加できる一つのチャンスでもある。多くの若い選手たちを大会に参加させて、こうした舞台を経験させたい」とも話し、大幅にメンバーを入れ替えて臨むことを示唆した。

　控えメンバーの大量起用を見据えるアフリカ王者に対し、浦和はアジア王者の威厳を示したいところだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images