マラドーナが“ブラジルの魔術師”を模倣 「ボールを扱うマジック」健在にファン大熱狂

アル・フジャイラのトレーニングでリフティングと高難度フェイントに挑戦

 アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナ氏は、現役時代に「神の手」や「5人抜き」など数々の伝説を作り、1997年の引退後も歯に衣着せぬ発言で常に注目を集めてきた。現在はUAE2部のアル・フジャイラで指揮を執っているが、その練習中に見せた足技の動画を公開し、ファンから健在ぶりを称えられている。

 今年5月にUAE2部のアル・フジャイラの監督に就任して現場復帰しているマラドーナ氏は、トレーニングでリフティングとフェイントを試みる映像を自身の公式フェイスブックに投稿。「私はリベリーノのことが好きだった」と添えられた映像では、自身のかかとに当ててボールを浮き上がらせてリフティングを始めると、足先や太ももを駆使して回数を重ねていく。しかし、18回を記録したところで重心が後ろに乱れ、左足甲に乗せてキープしていたボールを落としてしまった。

 残念そうにボールに近づいたマラドーナ氏は、右足を左側へクロスさせると同時に、左足インサイドで右側に切り返す高等テクニックを繰り出し、「リベリーノ」の名前を連呼した。リベリーノとは元ブラジル代表FWで、左足から繰り出す精度の高いキックと巧みなフェイントで知られる“左足の魔術師”。1994年にはJ1清水エスパルスの監督を務めた名手のことが好きだったとし、その高難易度の技を模倣しようとしたようだ。

 

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